無償の設計支援ツールXEAD Modeler

データモデリングというのは骨の折れる仕事だ。

テーブルの名前を決め、主キーを定義し、属性を並べそれらを、
数値型や文字型に分類し、テーブル構造を確定する。

簡単なプログラムならともかく、基幹業務を対象とすると、
テーブルの数もかなりの数になる。

ひとつのテーブルの主キーがいろいろなテーブルから参照されるため。
キーや属性に変更があった場合の修正が、広範囲に波及する。
手作業でテーブルを修正、試行錯誤しながらシステム構築を行うのは効率的ではない。
経験が豊富で、修正の起こらないシステムを1度で設計できるエンジニアなら頭の中で
最適化してしまうのだろうが、少なくとも私や私の周りにはそのようなスペシャリストはいなさそうだ。

XEAD Modelerは、設計したDBのテーブルをSQLのCreate文として出力することが出来る。
フィールドの属性をデータタイプとして登録し、一覧として確認することが出来る。
フィールドの属性は一覧の中から選択して関連付けられるので、データタイプを修正することで、
関連するフィールドを、一括変更できる。

既存のデータベースから、テーブル構造をCreate文として取得できるなら、
XEAD Modelerは、インポートしてリバースエンジニアリングすることも可能。

データモデリングのお供にXEAD Modelerのご利用をお薦めです。

私は、実際このツールを利用するようになって、
現状のシステムをリバースエンジニアリングし、
改良のためにデータモデリングを意識するようになりました。
大変機能の高い、奥の深いツールです。
このようなツールを無償で利用できるのはありがたい。

XEAD Modelerは、
渡辺幸三さんの渡辺幸三の開発支援サイト「システム設計のこと、もっと知りたい」
ttp://homepage2.nifty.com/dbc/index.html の
「設計支援ツールを使ってレベルアップ」のリンクから、
無償でダウンロードして利用することが出来ます。
ttp://homepage2.nifty.com/dbc/xead.html

JAVAで開発されたアプリケーションですので、J2SE の1.4.* 以上が必要です。