IT勉強宴会in名古屋 「ジェネレーティブ・プログラミングの世界」ご案内

業務システムを効率的に構築しよう!

表計算とデータベースと帳簿組織

★表計算
事務作業や様々な書類作成に表計算が利用されるようになってきた。
エ○セルメタボというキーワードまでが生まれてきた。

集合住宅の郵便ポストのようなマトリックスに、文字や数値、計算式を登録し、
埋め込んだ計算式を正確に高速に演算する。

直感的に利用できるので普及した。

特に制約がないので、だれにでも使いやすい。
子供が書いた絵のように自由奔放な作品である。

表計算を利用する上で問題になるのは、再利用が困難なこと。

便利さに甘え、検算を怠りがちで、
とんでもない書類を提出する危険性をはらんでいる。


★データベース
マスタデータや、伝票データ等の情報を一元管理するため
データベースを利用して、システムの構築を試みる。

データベースは2次元表の組み合わせで、情報を効率的に利用しようとする仕掛けである。
表計算のように制約なしに利用すると、同じく再利用が困難になるので、
再利用を見越した制約を検討する必要がある。
データベース単独では利用できない。
プログラムと組わせ、システムとして構築する能力が必要である。


★帳簿組織
パソコンが販売・仕入・在庫管理、給料計算、会計処理などの企業事務に利用されるようになって
画面からのインプット、帳票への出力の使い勝手の良さなど、端末操作の便利さだけが重要視されるようになってきた。


家計簿では収入と消費に費やした金額を、食費、教育費、水道光熱費、交際費などに区分して実績を記録する。

企業、事業の目的は様々だが、家計と大きく異るのは利益の計算が必要なことである。
利益の計算が必要な大きな理由は、適正な納税のため決算が義務付けられていることである。

帳簿組織という言葉は、簿記の基本用語であり、決算書(貸借対照表損益計算書)を作成するための
記録体系で、どのような企業でも基本は同じであり、パソコン普及以前からの記録方法である。
電卓、算盤、暗算で人が計算し記録してきた。

パソコンは、電卓や算盤に変わり計算を実行することが主たる目的で、記録体系は全く変化はない。

帳簿組織を知らずの業務ソフト開発は必ず壁にぶつかります。

帳簿組織を理解するには、日商簿記3級のテキストをお奨めします。

実際に、電卓を使って限られた時間の中で、問題を解く実力を付ける必要があります。
帳簿組織は、頭で理解するものでは無く技能として身に付けるものだと思います。
この実力をもとに、プログラミングをできるなら無意味な時間を費やさずに済むでしょう。

2014-02-15(土)13:30より、第29回,関西IT勉強宴会
IT勉強宴会in名古屋 「ジェネレーティブ・プログラミングの世界」が開催されます。

タイトルが難しすぎていけませんね、
データベースを利用した業務システムを、効率的に作るための手法紹介です。

企業活動を記録する帳簿組織を意識して、手法は異なりますが、目指しているところは同じです。

先人の「再利用や効率化するための知恵」を目の当たりに出来る絶好の機会です。

中部地区のみなさん奮ってご参加ください。

http://atnd.org/events/47150