XEADを使おう(2012年DOA学習のまとめ)

渡辺幸三氏のOSSである、XEADの活用方法を紹介しよう。
バージョンアップが進み、とても使いやすくなってきた。

「XEAD Driverは、業務システムを超高速開発するためのオープンソース・プラットフォームです。
専用の仕様書編集ツールを用いて「仕様書」を書けば、XEAD Driverがこれを読み込んでシステムを動的に立ち上げます。
保守フェーズでも仕様書を修正するだけ。
いわゆる「自動生成ツール」ではないので、コードの再生成もリコンパイルも要りません。」


XEAD Driver専用の仕様書編集ツールであるXEAD Editorは、
データベースのリファクタリングツールとして優れものである。

データベースとしては、ApacheDerby、PostgreSQLMySQLを自由に接続できる。

XEAD Driverは、物理テーブルを継承した、仮想テーブルを設計することで、
インテリジェントなデータベースを構築する。

仮想テーブルにパターン化されたパネルを紐付け、プログラミングすることなしに
物理データベースへの参照・登録・更新・削除するシステムを構築することが可能な仕掛けだ。

システムを構築する仕様書はXMLで記述する。

XMLで記述された仕様書を、XEAD Driverを起動し解釈させることで、
システムを動作させる。

XML記述の仕様書を生成する専用のエディタがXEAD Editorです。

仕様書の中には、JavaScriptを直接記述し動作させることもできるので、
独自の画面や帳票を作成することも可能だ。

業務ソフトウェアのフレームワークとして必要な機能がひと通り揃っている。

ソースはguthubで取得することができる。
https://github.com/xead


XEAD Driverは、下流工程をすべて請け負ってくれる。
プロトタイプとしてのシステムを短期間で構築できる。

これからのシステム開発で重要なことは、上流工程をこなせるスキルを持つことだろう。


XEAD Driverがバージョンアップされました。
今回は多くの機能アップとバグの修正がなされ、安定したおすすめバージョンです。
XeadDriverInstaller121218.zip

ダウンロードはこちら
http://homepage2.nifty.com/dbc/xeadDriverDownload.html