XEAD シリーズの覚書
XEAD Modelerは、業務ソフトの設計ツールです。 実行ファイルは、XEAD.jar XEAD.jar は、成果物として、hogehoge.xeadファイルを生成します。 hogehoge.xeadは、XMLファイルで、仕様は XEADコンテンツファイル XML様式ヨウシキV1.1 仕様書 仕様は、C:\Program Files\Xead\Modeler\help\XeadFileFormat.HTML で確認してください。 コンセプトウェアを確認しよう。 以下の5種のレファレンスモデルがhttp://homepage2.nifty.com/dbc/referenceModel.htmlにあります。 CONCEPTWARE/財務管理 CONCEPTWARE/科目履修管理 CONCEPTWARE/販売管理 CONCEPTWARE/生産管理 CONCEPTWARE/自治体 最もバージョンが更新されているのが、販売管理です。 この仕様により、XEAD Driver/Editorの販売管理システムが実装されています。 XEAD Driverは、仕様書からシステムを自動実行するツールです。 実行ファイルは、xeadedt.jarと、xeaddrv.jar xeadedt.jarは、仕様書作成ツール、XEAD Editor で、hogehoge.xeafファイルを生成します。 データベースの作成、パネルの自動作成、スプールデータをpdfファイルとして出力します。 xeaddrv.jarは、hogehoge.xeafを読み取り、作成した仕様に基づき、自動実行します。 hogehoge.xeafは、XMLファイルで、仕様は XEAD Driver/Editor コンテンツファイル XML様式ヨウシキV1.0 仕様書 仕様は、C:\Program Files\Xead\Driver\help\XeafFileFormat.HTML で確認してください。 「SalesOrosi.xeaf」は、CONCEPTWARE/販売管理「SalesOrosi.xead」を 設計書として仕様作成されていますが、現在のところ、SalesOrosi.xead設計書をもとに、 XEAD Editorで手動で実装していますので、若干の違いがあります。 完全に一致するとは考えないでください。自動的に変換して動くわけではありません。 マクロな設計部分とミクロな実装部分の置き換えを対比させて確認すると実装上の工夫が理解できます。 たとえば、ユーザが独自に使用する区分テーブルをひとまとめにしたユーザー定義区分を 拡張データタイプ区分ID(KBHOGEHOGE)と関数化し利用できるよう工夫されています。 「この設計を、実際にはどう実装するんだ」という意識で調べていくと勉強になります。 XEAD Driverは、OSSとして、Githubでソース公開されています。 publicリポジトリ「XeadDriver」、「XeadEditor」で最新版を取得することができます。 Githubのhistory機能により過去のリリースも確認することができます。 渡辺氏の5冊の本は、業務システムを構築するものにとって大変参考になる本です。 しかし、実際のコードは書かれてはいなかったので、本に書いてある内容の実装は難しかった。 システムを構築するものとしては何の言語でどのように記述されているのか大変興味があるところだったのですが、 ソース公開により、データモデリングだけではなく、JAVAで実働するシステムとしてのコードを見ることができます。 一般的なプログラムでは、システムの振る舞いを変更するのにテキストファイルで、iniファイルを作成します。 xeafファイルはXMLフォーマットですが、設定値だけではなく、JAVAスクリプトを自由に記述することもできます。 記述されたJAVAスクリプトをRhino(ライノー)を利用することによりインタプリタにより実行することができます。